スタンダードタイプ(お買いもの用、お出かけ用)に分類される電動アシスト自転車のPASの種類は4種類(PAS With、PAS With DX、PAS With SP、PAS ナチュラM)あり、それぞれの特長が割と明確なため、もうすでにご自身の使用頻度や使用環境がわかっている方にとっては選択しやすいといえます。ただ、それでも、初めて電動アシスト自転車を購入される方とっては、1度に様々な電動アシスト自転車の情報にふれることになりますので、特長が割と明確なスタンダードタイプ系のPAS(PAS With、PAS With DX、PAS With SP、PAS ナチュラM)といえども選択に迷っておられるかもしれません。また、初めての電動アシスト自転車の購入でなくても、今回初めてヤマハのスタンダードタイプ系のPASから電動アシスト自転車を選ぼうと思われている方も、新たな多くの情報にふれるわけですから、どれにしていいか悩んでおられるかもしてません。そこでこのページでは、あなたに一番適したスタンダードタイプ系のPASを選択しやすいように、前半はスタンダードタイプ系のPASのそれぞれの主な特長の説明とスタンダードタイプ系のPASの選び方ついて、後半はスタンダードタイプ系のPASの特長やスペックを詳しくまとめたページを作成しました。よろしければスタンダードタイプ系のPAS選びの参考にしてください。
<ヤマハのスタンダードタイプ系のPASの種類>
ヤマハのスタンダードタイプ系(お買いもの用、お出かけ用)に分類されるPASは、「PAS With」「PAS With DX」「PAS With SP」「PAS ナチュラM」の4台です。
<デザイン>
「PAS With」「PAS With DX」「PAS With SP」「PAS ナチュラM」の4台は、割とシンプルな曲線系のデザインが特徴です。「PAS With DX」については「PAS With」系のデザインにレトロな雰囲気を取り入れています。
<主な特長>
スタンダードタイプ系(お買いもの用、お出かけ用)に分類されるPASは、特長も車種によって違います。1回の充電で長距離が走れ、アシスト力が6段階中6と最高値に設定されている「PAS With SP」、使用頻度、使用回数が少ない人には性能がピッタリで価格的も優しい「PAS ナチュラM」、PAS Withシリーズの中で性能的にバランスの取れた扱いやすい「PAS With」、PAS With性能的にバランスの取れた扱いやすい性能はそのままで車体にレトロなデザインを取り入れた「PAS With DX」があります。
スタンダードタイプ系(お買いもの用、お出かけ用)のPASの主な特徴一覧
選び方
<お買い物、お出かけ、通勤、通学などで1日10キロ前後の中長距離を走る方、充電の回数はできるけ減らしたい方>
お買い物、お出かけ、通勤、通学などで1日10キロ前後の中長距離を走る方は、バッテリー容量が15.4Ahの「PAS With SP」若しくはバッテリー容量が12.3Ahの「PAS With」「PAS With DX」をお勧めします。バッテリー容量が小さな電動アシスト自転車だと1日10キロ前後の中長距離を走る場合、毎日充電することになるからです。そして、充電が毎日となると意外に面倒くさい作業ですし数年以内にバッテリーが劣化してしまいますので、結局はバッテリーを変えなくてはいけません。そのため、最初から容量の大きなバッテリーが搭載されてある「PAS With SP」若しくは比較的容量の大きいバッテリーが搭載されている「PAS With」「PAS With DX」をお勧めします。また、容量の大きなバッテリーは容量の小さなバッテリーより長い距離を走れますので、充電回数が少なくて済みますので、充電の回数はできるけ減らしたい方にも「PAS With SP」はお勧めです。
<毎日使うけれど走るのは数キロ程度、中長距離を走るけれど使用頻度は週1~2回という方>
毎日電動アシスト自転車を使うけれど走るのは数キロ程度、または、中長距離を走るけれど使用頻度は週1~2回というかたは「PAS ナチュラM」をお勧めします。「PAS ナチュラM」の場合、電動アシスト自転車をあまり使わない方や毎日電動アシスト自転車を使うけれど1回の走行距離が短いという方は、バッテリーの充電は1から2週に1回程度で済みますので、バッテリーの劣化をそれほど早める訳ないからです。ただ、例えば、数年後に転勤なので住む場所によっては今後走行距離が増えるかもしれない方、面倒くさがりなのでできるだけバッテリーの充電はしたくない方などは「PAS With SP」「PAS With」「PAS With DX」を選択しておいた方がいいでしょう。
<あまり体力には自信がないので駐輪場の出し入れや段差の乗り上げを楽に行いたい方>
あまり体力には自信がないので駐輪場の出し入れや段差の乗り上げを楽に行いたい方は、スタンダードタイプ系(お買いもの用、お出かけ用)のPASの中で最も車体が軽い「PAS ナチュラM」をお勧めします。もう少し長距離を走れるものを希望されるのであれば、スタンダードタイプ系(お買いもの用、お出かけ用)のPASの中で2番目に車体が軽い「PAS With」を選択されるといいでしょう。
<自転車の運転が少し苦手な方、筋力やバランス感覚が少し不安になってきた高齢の方>
筋力的にもバランス感覚的にも少し不安になってきた高齢の方には、安全面から車体が軽くて足の裏側が地面にぴったりとつくタイプの電動アシストお勧めします。高齢の方でも身長の高い方は足の裏側が地面にぴったりとつくのであれば、スタンダードタイプ系(お買いもの用、お出かけ用)のPASの中で最も車体が軽い「PAS ナチュラM(24型、26型)」でも構いませんが、ピッタリとつかないのであれば、スタンダードタイプ系(お買いもの用、お出かけ用)のPASの分類から外れますが、20型の「PAS SION-U 20型(最低乗車身長133㎝)」をお勧めします。足がぴったりとつく方が万が一バランスを崩した際に足をしっかりとつくことで転倒を防ぐことが出来ますし、それで転倒してしまったとしても転倒時の衝撃は少なくて済むからです。ただ、20型も良いことばかりではないので次の「26インチと20インチとの違い」も読まれることをお勧めします。【※「PAS ナチュラM」の最低乗車身長は24型が141㎝、26型が144㎝ですが、最低乗車身長というのは電動アシスト自転車にまたいだ時に両足のつま先が地面につくという意味ですので、身長が140㎝代の方は安全面から「PAS SION-U 20型(最低乗車身長133㎝)」を選んだ方がいでしょう。】
26インチと20インチとの違い
26インチ | 比較項目 | 20インチ |
20インチより高い | 直進安定性 |
26インチより低い |
20インチより小さい | 段差の衝撃 |
26インチより大きい |
20インチより安定性が低い | 停車時、駐輪時 |
26インチより安定性が高い |
※〇→標準装備、△→別売にて取り付け可、×→純正品取り付け不可
画像 | 名称 (色) メーカー |
重量 | バッテリー (容量) |
走行距離 | 変 速 数 |
前 カ ゴ |
チ ャ イ ル ド S 前 部 |
チ ャ イ ル ド S 後 部 |
PAS WITH SP (ディープバイオレット) YAMAHA |
27.4㎏ (26型) 26.7㎏ (24型) |
15.4Ah | 【パワー】 約59㎞ 【オート】 約70㎞ 【ロング】 約100㎞ |
3 | 〇 | × | △ | |
【PAS With SPの特長】 PAS Withシリーズの中で「PAS With SP」は、最も容量が大きい15.4Ahのバッテリーを搭載しています。もっとも大きい15.4Ahのバッテリーを搭載しているので、長距離が走れます。長距離が走れるので充電回数が少なくて済みます。また、通常アシストレベルを6段階中6の最高レベルにしているのは車体が必然的に重くなる子乗せ用電動アシスト自転車か業務用の電動アシスト自転車ですが、「PAS With SP」は車体の重さが標準的にもかかわらずアシストレベルを6段階中6の最高レベルにしてあります。 |
26型
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24型
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26型
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24型
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26型
24型
※〇→標準装備、△→別売にて取り付け可、×→純正品取り付け不可
画像 | 名称 (色) メーカー |
重量 | バッテリー (容量) |
走行距離 | 変 速 数 |
前 カ ゴ |
チ ャ イ ル ド S 前 部 |
チ ャ イ ル ド S 後 部 |
PAS ナチュラM (リッチレッド) YAMAHA |
23.6㎏ (26型) 22.8㎏ (24型) |
6.2Ah | 【パワー】 約21㎞ 【オート】 約25㎞ 【ロング】 約36㎞ |
3 | 〇 | × | △ | |
【PAS ナチュラMの特長】 「PAS ナチュラM」1回の充電での走行距離は他のPAS Withシリーズに比べ短くなりますが、一番お求めやすい価格の電動アシスト自転車です。アシストレベルは「PAS With DX」「PAS With」と同じ6段階中4です。バッテリー容量が小さい以外は、主要な部分では機能的にはほぼ同じです。毎日電動アシスト自転車を使うけれど走るのは数キロ程度、または、中長距離を走るけれど使用頻度は週1~2回という方にピッタリな電動アシスト自転車です。 |
26型
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24型
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26型
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24型
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26型
24型
※〇→標準装備、△→別売にて取り付け可、×→純正品取り付け不可
画像 | 名称 (色) メーカー |
重量 | バッテリー (容量) |
走行距離 | 変 速 数 |
前 カ ゴ |
チ ャ イ ル ド S 前 部 |
チ ャ イ ル ド S 後 部 |
PAS With (ダークメタリックブラウン) YAMAHA |
26.0㎏ (26型) 25.3㎏ (24型) |
12.3Ah | 【パワー】 約48㎞ 【オート】 約56㎞ 【ロング】 約76㎞ |
3 | 〇 | × | △ | |
【PAS Withの特長】 「PAS With」は性能面でバランスがとれているので、平均的な使用回数、走行距離の範囲内であれば、扱いやすい電動アシスト自転車です。また、車体はスタンダードタイプ(お買いもの用、お出かけ用)のPASの中で2番目の軽さというのも扱いやすい理由に付け加えることが出来るでしょう。 |
26型
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26型
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24型
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26型
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24型
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26型
24型
※〇→標準装備、△→別売にて取り付け可、×→純正品取り付け不可
画像 | 名称 (色) メーカー |
重量 | バッテリー (容量) |
走行距離 | 変 速 数 |
前 カ ゴ |
チ ャ イ ル ド S 前 部 |
チ ャ イ ル ド S 後 部 |
PAS With DX (グレイッシュブルー) YAMAHA |
27.2㎏ (26型) 26.6㎏ (24型) |
12.3Ah | 【パワー】 約48㎞ 【オート】 約58㎞ 【ロング】 約76㎞ |
3 | 〇 | × | △ | |
【PAS With DXの特長】 「PAS With DX」は、PAS Withシリーズの車体にレトロな雰囲気を取り入れたオシャレな電動アシスト自転車です。バッテリー容量、走行距離、その他性能は「PAS With」とほぼ同じです。「PAS With DX」とデザイン的にも性能的にも割と似ている「PAS Ami」(ファッション&カジュアル系)との一番大きな違いは「PAS With DX」は低床フレームを採用していますが「PAS Ami」は低床フレームを採用していないという点です。 |
26型
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24型
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