2020年2月発売の『2020PAS CITY-X(パスシティエックス）』/2019年2月発売の「2019PAS CITY-X(パスシティエックス)」【YAMAHA/ヤマハ】

2020年2月にヤマハ『2020PAS CITY-X(パスシティエックス）』が発売となりました。2020PAS CITY-X(パスシティエックス）の説明をご覧になりたい方は、下記の《2020PAS CITY-X【YAMAHA/ヤマハ】～2020PAS CITY-V、2020PAS CITY-C 、2019PAS CITY-Xとの違い～》をクリックしてください。

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2020年1月発売の2020PAS CITY-X(パスシティエックス）

《2020PAS CITY-X【YAMAHA/ヤマハ】～2020PAS CITY-V、2020PAS CITY-C 、2019PAS CITY-Xとの違い～》

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これより先は1つ前のモデルの2019PAS CITY-X(パスシティエックス）の説明になりますので、2020PAS CITY-X(パスシティエックス）の説明をご覧になりたい方は、上記の《2020PAS CITY-X【YAMAHA/ヤマハ】～2020PAS CITY-V、2020PAS CITY-C 、2019PAS CITY-Xとの違い～》をクリックしてください。

※ここからは2019年2月発売の2019PAS CITY-X(パスシティエックス)の説明になります。

ヤマハ 2019「PAS CITY-X」の概要

画像ヤマハ 2019「PAS CITY-X」

本体サイズ(全長×全幅)mm	1,585mm×520mm
タイヤサイズ	20インチ
総車両重量(kg)	21.1kg
1充電あたりの走行距離	【パワー】約54km 【オート】約64km 【ロング】約90km
変速機方式	内装3段変速
最低乗車身長	153cm以上
バッテリー容量	12.3Ah
充電時間	約3.5時間

2019「PAS CITY-X」はファッションタイプの20型（※1）の電動アシスト自転車です。車体重量が軽く、比較的容量(Ah)の大きなバッテリー（※2）を搭載しているため、1回の充電における走行距離が電動アシスト自転車中でも長い（※3）部類に入ります。そのため、通勤、通学からアウトドアまで幅広く使用される電動アシスト自転車です。

（※1）20型とは20インチタイヤを装着した電動アシスト自転車のことです。

（※2）Ahの数字が大ききれば大きいほど、たくさんの電気をバッテリーに貯めることができます。そのため、1回の充電でそれだけ長い距離を走ることができます。

（※3）長い距離を走れるということは、バッテリーの充電が回数が少なくて済むということを意味します。また、バッテリーの充電が回数が少なくて済むいうことは、バッテリーの劣化しにくくなるということを意味します。

2019「PAS CITY-X」とデザインで似ている車種は？

「PAS CITY-X」とデザインで似ている車種は、同じタイヤのサイズの「PAS CITY-C(パスシティシー)」とタイヤのサイズは異なりますが、「PAS CITY-V(パスシティヴイ)」でしょう。そこで、ここでは「PAS CITY-X」と「PAS CITY-C」、「PAS CITY-V」の比較を行っていきたいと思います。

「PAS CITY-X」と「PAS CITY-C」の違い

「PAS CITY-X」と「PAS CITY-C」の主な違い

フレームの違い（※1）
ハンドルの違い（※2）
適応身長の違い（※3）

（※1）「PAS CITY-X」は車体の合理性を重視した直線的なフレームになっているのに対し、「PAS CITY-C」はまたぎやすさを重視した曲線的な低床フレームになっています。（「PAS CITY-X」は車体の合理性を重視した直線的なフレームや走行抵抗の少ないセミスリックタイヤなどを採用しているため「PAS CITY-C」より1回の充電における走行距離が若干長くなっています。また、走行抵抗の少ないセミスリックタイヤなどを採用しているので、ブレーキは制動力の高いフロントVブレーキを採用しています。）
（※2）「PAS CITY-X」はセミストレートハンドルで「PAS CITY-C」はデルタハンドルです。セミストレートハンドルはデルタハンドルよりT字ハンドルに近いので、この２つのハンドルを比べると、前傾になり加速がしやすい姿勢で運転できるのが「PAS CITY-X」のセミストレートハンドルで、リラックスした姿勢で運転できるのがデルタハンドルになります。（ただし、スポーツタイプの自転車に用いられるフラットなT字ハンドルとお買いものタイプの自転車に用いられるカーブのあるプロムナードハンドルほどの差ではありません。）
（※3）適応身長とは自転車にまたがった際に両足のつま先をつくことが出来る身長です。「PAS CITY-X」は153㎝で「PAS CITY-C」は139㎝です。

PAS CITY-XとPAS CITY-Cの比較表

PAS CITY-X	比較項目	PAS CITY-C
	画像
1,585mm×520mm	本体サイズ(全長×全幅)mm	1,540mm×585mm
20インチ	タイヤサイズ	20インチ
21.1kg	総車両重量(kg)	21.4kg
【パワー】約54km 【オート】約69km 【ロング】約90km	1充電あたりの走行距離	【パワー】約48km 【オート】約61km 【ロング】約83km
153cm	最低乗車身長	139cm
12.3Ah	バッテリー容量	12.3Ah
3.5時間	充電時間	3.5時間
内装3段変速	変速数	内装3段変速
オプション	バスケット	オプション
オプション（クラス18※1）	リヤキャリア	オプション（クラス18※1）
取り付け不可	リヤチャイルドシート	取り付け不可
サイドスタンド	スタンド	サイドスタンド
一発二錠（※2）	ハンドルロック	一発二錠（※2）
124,200円	定価(税込み)	119,880円

（※1）18kgまでの荷物が積載可能なリヤキャリアです。
（※2）一回の動作で、サークル錠とハンドルを同時にロックする施錠システムです。ハンドル部分にはインジケーター表示があり、赤ならロック完了、青なら開錠時とはっきり解るので安心です。

「PAS CITY-X」と「PAS CITY-V」の違い

「PAS CITY-X」と「PAS CITY-V」の主な違い

タイヤのサイズの違い（※1）
ハンドルの違い（※2）
適応身長の違い（※3）
値段の違い

（※1）「PAS CITY-Ｘ」のタイヤサイズは20インチ、「PAS CITY-V」のタイヤサイズは24インチです。

18,20インチタイヤと24,26インチタイヤとの違い

タイヤサイズが小さい（18インチ、20インチなど）	比較項目	タイヤサイズが大きい（24インチ、26インチなど）
24インチ、26インチより漕ぎにくい	漕ぎやすさ	18インチ、20インチより漕ぎやすい
24インチ、26インチより大きい	段差の衝撃	18インチ、20インチより小さい
24インチ、26インチより安定性が高い	停車時	18インチ、20インチより安定性が低い
24インチ、26インチより行いやすい	取り回し	18インチ、20インチより行いにくい

＜漕ぎやすさ＞
個々の身長によりますが、一般的にはタイヤサイズが大きい24型、26型の電動アシスト自転車の方が漕ぎやすいです。

＜段差での衝撃＞
24型、26型のようなタイヤのサイズが大きな電動アシスト自転車ほど段差での衝撃を受けにくくなります。また、車体が重い自転車も段差での衝撃を受けにくくなります。

＜停車時＞
停車する際にふらつきにくく安定感があるのは車体重心の低い18型、20型の電動アシスト自転車です。通常走行ではそれほど安定感に大きな違いはありませんが、車体の前後に荷物を前後にたくさん積んでいる場合、大きいタイヤだと停車する際に少しふらつくことがあります。

＜取り回し＞
駐輪する際などの取り回しが行いやすいのは車体重心の低い18型、20型の電動アシスト自転車です。また、車体の軽い自転車も取り回しは行いやすいです。
（※2）「PAS CITY-X」はセミストレートハンドルで「PAS CITY-V」はフラットなフラットバー（T字ハンドル）です。どちらも前傾なり加速がしやすい姿勢で運転できるハンドルですが、フラットバーの方がより前傾なり加速がしやすい姿勢で運転できるハンドルです。
（※3）「PAS CITY-Ｘ」は内装3段変速、「PAS CITY-V」は内装5段変速です。変速数が多い方が加速をスムーズに早く行うことが出来ます。信号が多いためにストップ＆ゴーの機会が必然的に多くなる街中でも、ストレスなく走行できます。また、変速機を上手に使えばバッテリーの節約にもつながります。
（※4）適応身長とは自転車にまたがった際に両足のつま先をつくことが出来る身長です。「PAS CITY-X」は153㎝で「PAS CITY-V」は135㎝です。

PAS CITY-XとPAS CITY-Vの比較表

PAS CITY-X	比較項目	PAS CITY-V
	画像
1,585mm×520mm	本体サイズ(全長×全幅)mm	1,765mm×575mm
20インチ	タイヤサイズ	24インチ
21.1kg	総車両重量(kg)	22.1kg
【パワー】約54km 【オート】約61km 【ロング】約83km	1充電あたりの走行距離	【パワー】約48km 【オート】約69km 【ロング】約90km
内装3段変速	変速数	内装5段変速
153cm	最低乗車身長	135cm
12.3Ah	バッテリー容量	12.3Ah
3.5時間	充電時間	3.5時間
オプション	バスケット	オプション
オプション（クラス18※1）	リヤキャリア	オプション（クラス18※1）
取り付け不可	リヤチャイルドシート	取り付け不可
サイドスタンド	スタンド	サイドスタンド
一発二錠（※2）	ハンドルロック	一発二錠（※2）
124,200円	定価(税込み)	126,360円

「PAS CITY-X」のようなオシャレなファッション＆カジュアル系の電動アシスト自転車のアシスト力は大丈夫？

結論から言うと、大手3社(パナソニック、ブリヂストン、ヤマハ)のものなら問題ありません。

どのメーカーも正確な数字を公表していないが、HPにて6段階で評価しているYAMAHAから推測できること
YAMAHA電動アシスト自転車アシスト力比較表
＜子→子乗せ用電動アシスト自転車、買→お買いもの用・お出かけ用電動アシスト自転車、通→通勤・通学用電動アシスト自転車、ファ→ファッション＆カジュアル用電動アシスト自転車、誰→誰でも安心電動アシスト自転車、業→業務用自転車＞

画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS Kiss mini un （アクアシアン） YAMAHA	30.4㎏	6	12.3Ah	【パワー】約40㎞【オート】約49㎞【ロング】約60㎞	子
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS Babby un リアチャイルドシート標準モデル（マットアクアシアン） YAMAHA	30.8㎏	6	12.3Ah	【パワー】約40㎞【オート】約50㎞【ロング】約58㎞	子
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS WITH SP （ディープバイオレット） YAMAHA	27.5㎏（26型） 26.8㎏ (24型)	6	15.4Ah	【パワー】約59㎞【オート】約70㎞【ロング】約100㎞	買
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS GEAR-U （ファインシルバー） YAMAHA	35.0㎏（26型） 34.7㎏ (24型)	6	15.4Ah	【パワー】約51㎞【オート】約61㎞【ロング】約71㎞	業
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS SION-U20型（レッド） YAMAHA	22.2㎏ (20型)	4	12.3Ah	【パワー】約49㎞【オート】 – 【ロング】約72㎞	誰
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS ナチュラM （ミラーシルバー） YAMAHA	23.6㎏（26型） 22.8㎏ (24型)	4	6.2Ah	【パワー】約21㎞【オート】約25㎞【ロング】約36㎞	買
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS Ami （アースブルー） YAMAHA	27.8㎏（26型）	4	12.3Ah	【パワー】約45㎞【オート】約54㎞【ロング】約76㎞	ファ
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS minä （ミラーシルバー） YAMAHA	23.8㎏（26型）	4	12.3Ah	【パワー】約48㎞【オート】約58㎞【ロング】約83㎞	ファ
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS With DX （ピュアホワイト） YAMAHA	27.3㎏（26型） 26.7㎏ (24型)	4	12.3Ah	【パワー】約48㎞【オート】約56㎞【ロング】約76㎞	買
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS With （アクアシアン） YAMAHA	26.2㎏（26型） 25.5㎏ (24型)	4	12.3Ah	【パワー】約48㎞【オート】約56㎞【ロング】約76㎞	買
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS CITY-X （クリスタルブラック） YAMAHA	21.1㎏（20型）	3	12.3Ah	【パワー】約54㎞【オート】約69㎞【ロング】約90㎞	ファ
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS CITY-S5 （ガンメタリック） YAMAHA	25.5㎏（27型）	3	12.5Ah	【パワー】約41㎞【オート】約49㎞【ロング】約69㎞	通
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS CITY-SP5 （ミラーシルバー） YAMAHA	28.1㎏（27型）	3	15.4Ah	【パワー】約51㎞【オート】約62㎞【ロング】約87㎞	通
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS VIENTA5 （エスニックブルー） YAMAHA	20.9㎏（26型）	3	12.3Ah	【パワー】約45㎞【オート】約54㎞【ロング】約74㎞	通
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS CITY-C （スノーホワイト） YAMAHA	21.4㎏（20型）	3	12.3Ah	【パワー】約48㎞【オート】約61㎞【ロング】約83㎞	ファ
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類
	PAS CITY-V （ミラーシルバー） YAMAHA	22.1㎏（24型）	3	12.3Ah	【パワー】約48㎞【オート】約59㎞【ロング】約78㎞	ファ
画像	名称（色）メーカー	重量	アシスト (6段階)	バッテリー（容量）	走行距離	分類

ヤマハ、パナソニック、ブリヂストン共にアシスト力を公表していません。しかし、ヤマハもパナソニック、ブリヂストンと同様にアシスト力を公表していないものの、自身のメーカーの電動アシスト自転車のアシスト力を6段階で評価しています。そこから見えてくるものは、車体が重い自転車ほどアシスト力が強く設定してあることです。例えば、必然的に車体が重くなる子乗せ用の電動アシスト自転車のアシスト力は6段階で6ですが、車体が軽いファッション＆カジュアル系の電動アシスト自転車のアシスト力は大抵の場合6段階で3です。しかし、両方の電動アシスト自転車の通販の口コミやsns上の書き込み等を見てみると、アシスト力に対して満足いく書き込みが多数みられます。それは車体重量とアシスト力とのバランスを考えて電動アシスト自転車はつくられているからです。そして、バランスを考えてアシスト力を抑えてある車体の軽いファッション＆カジュアル系の電動アシスト自転車は、その分バッテリ電池を節約できますので、意外かもしれませんが比較的長い距離を走ることが出来ます。そして、大手3社の電動アシスト自転車であれば、メーカーごとにアシスト力に対する考え方は少し違うものの、この法則はほぼ成立します。少しだけ法則から外れるとすれば、例えば、「PAS SION-U20型」は22.2㎏と電動アシスト自転車のなかでは車体が軽いですが、6段階中4とアシスト力をやや強めに設定してあるのは、高齢者が使うことを想定しているからです。ファッションカジュアル系の「PAS minä」も23.8㎏と電動アシスト自転車のなかでは車体が軽いですが、6段階中4とアシスト力をやや強めに設定してあるのは、子乗せのためにリヤ(後部)チャイルドシートを装着した時のことを考えてあるからです。そのため、アシスト力についてはそれほど心配することはありません。大手3社の電動アシスト自転車ならそういった気配りもなされていますのでご安心ください。

「PAS CITY-X」のまとめ

「PAS CITY-X」はファッション＆カジュアル系電動アシスト自転車に分類されますが、性能面でも充実しています。
1回の充電における走行距離は、一番アシスト力の強いパワーモードでも54㎞も走ることができるので、常に力強い走行が可能です。
そして、1回の充電でかなり長距離が走れるので、その分バッテリーの充電回数が減らせたり、バッテリーが劣化しにくくなるなどのメリットがあります。
走行抵抗の低いセミスリックタイヤ、制動力の高いフロントVブレーキ、T字ハンドルに近いセミストレートハンドルを採用するなどスポーティーな1面もある電動アシスト自転車です。

ヤマハ　PAS CITY-X

2020年モデル