<※3輪電動アシスト自転車を検討される前に>
3輪電動アシスト自転車は高齢の方が運転するのをよく見かけることや3輪だから転倒しないと思われがちですが、注意事項を守って運転しないと転倒してしまいます。そのため、はじめて購入、運転される前には必ず注意事項を確認されてから運転してください。安全上、2輪電動アシスト自転車ほどスピードが出ない設定になっていますが、注意事項さえ守れば、1度にたくさんの荷物を安全に運ぶことができる電動アシスト自転車です。
ただ、高齢の方で1度にたくさんの荷物必要がなく2輪の運転に慣れておられる方の場合、買い物の袋を載せたときの自転車のふらつきをなんとかしたい、自転車をラクに漕ぎたい、自転車で坂道をラクに登りたいという方でしたら、同じヤマハだと2輪電動アシスト自転車の「 PAS SION-U(パスシオンユー) 20型」もしくは同じく2輪電動アシスト自転車の「PAS SION-U (パスシオンユー)24型」を選択した方がいいかもしれません。
以上のことから、3輪電動アシスト自転車を購入する際は安易にイメージだけで選ぶのではなくて、三輪電動アシスト自転車の特性や運転に関する注意事項をきちんと理解されてから購入されることをおすすめします。
※安全に3輪電動アシスト自転車にお乗りいただくために、下記の「2019PASワゴンの概要」だけでなく、PASワゴンの概要の次に書かれている「3輪電動アシスト自転車の操作に関する注意事項」もお読みください。
ヤマハ 2019PASワゴン
本体サイズ(全長×全幅)mm | 1665mm×580mm |
タイヤサイズ | 前輪18インチ 後輪16インチ |
総車両重量(kg) | 29.3kg |
1充電あたりの走行距離 | 【弱】約77km 【強】約60km |
変速機方式 | 内装3段変速 |
最低乗車身長 | 139cm以上 |
バッテリー容量 | 15.4Ah(※1) |
充電時間 | 約4.0時間 |
2019PASワゴンは積載性に優れた3輪の電動アシスト自転車です。また、たくさん荷物を運ぶ設定になっていることからアシスト力も強く強く設定されています。15.4Ah(※1)のバッテリーを搭載している2019PASの1回の充電における走行距離はアシスト力(※2)が一番強い、強モードばかり用いても約60㎞ですので、バッテリー残量をあまり気にすることなく常に力強い走行が可能です。ただ、安全上2輪電動アシスト自転車が時速24kmでアシストが働かなるのに対し、3輪電動アシスト自転車は16kmでアシストが働かなくなる設定になっています。
(※2)アシスト力とは「電動アシスト自転車に備え付けられている電動モーターにより人がペダルを漕ぐのを手伝う力」という意味です。
3輪電動アシスト自転車の利点を生かすために3輪自転車の正しい操作方法を理解しましょう
「PASワゴン」の様な3輪電動アシスト自転車は、2輪の電動アシスト自転車ほどスピードが出ない設定になっているものの、1度にたくさんの荷物を運べるという利点があります。しかし、その反面反面、操作を誤ると事故につながってしまう恐れがあります。そこで、3輪電動アシスト自転車を安全に操作するために以下の点について注意してください。
<警告>
PASワゴンは一般の自転車と機能や構造が違うため、乗車感覚が異なります。道路状況や乗り方によっては転倒の恐れもありますので、次の点にご注意ください。
↓PASワゴンの安全な乗り方を理解するために「PASワゴンの安全な乗り方」の動画をご覧ください。
ここでは2019PASワゴンと2018PASワゴンの違いについてみていきます。
2019PASワゴンと2018PASワゴンの比較
2019PASワゴン | 比較項目 | 2018PASワゴン |
画像 | ||
1665mm×580mm | 本体サイズ(全長×全幅)mm | 1665mm×580mm |
前輪18インチ 後輪16インチ |
タイヤサイズ | 前輪18インチ 後輪16インチ |
29.3kg | 総車両重量(kg) | 29.2kg |
【弱】約77km 【強】約60km |
1充電あたりの走行距離 | 【弱】約77km 【強】約60km |
内装3段変速 | 変速機方式 | 内装3段変速 |
139cm以上 | 最低乗車身長 | 139cm以上 |
15.4Ah | バッテリー容量 | 15.4Ah |
約4.0時間 | 充電時間 | 約4.0時間 |
今回の改定では数値の面ではほとんど変更なし。「2019PASワゴン」と「2018PASワゴン」とで迷った場合は?
今回の改定では数値上の変更はほとんどありませんでした。ただ、目に見えないところで、例えばアシストの滑らかさは年々少しずつ善されてきていますので、少しでも新しいものをお求めの方は「2018PASワゴン」を選ばれた方がいいでしょう。
性能的にほとんど変わらないのであれば、値引きを期待して「2018PASワゴン」を選びたいという方は「2018PASワゴン」を選んでもいいでしょう。
ただし、年々改良していかなくてはならないハイテクがつまった電動アシスト自転車の原価率はかなり高く、インターネット販売の場合はすでにある程度の値引きがされていますので、大幅な値引きは期待できないというのが現状です。1年違いだと値引きは大抵の場合、1万円ほどです。
PASワゴンは性能面でビビライフと比較されることがよくあるので、これら2台の違いについて説明します。
2019PASワゴンと2018ビビライフの比較表
2019PASワゴン | 比較項目 | 2018ビビライフ |
画像 | ||
1665mm×580mm | 本体サイズ(全長×全幅)mm | 1620mm×590mm |
前輪18インチ 後輪16インチ |
タイヤサイズ | 前輪18インチ 後輪16インチ |
29.3kg | 総車両重量(kg) | 33.8kg |
【パワー(強)】約60km 【ロング(弱)】約77km |
1充電あたりの走行距離 | 【パワー】約56km 【オート】約67km 【ロング】約93km |
139cm | 最低乗車身長 | 136cm |
15.4Ah | バッテリー容量 | 16.0Ah |
4.0時間 | 充電時間 | 5.0時間 |
アシストモード数の違い
大手3社(ヤマハ、ブリヂストン、パナソニック)の3輪電動アシスト自転車は性能的には、ほぼ同じと言ってよいレベルです。そして、PASワゴンを含む高齢者向けの電動アシスト自転車のアシストモードは走行中に操作に気を取られ過ぎないようにアシストモードが2段階になっているものがほとんどですが、ビビライフのアシストモードだけが3段階になっています。アシストモードが多いと人によっては操作が大変に感じる場合がありますが、アシストモードの多いほうが道路状況に合わせたアシストに合わせやすいので、その分バッテリーの節約になります。
車体重量の違い
PASワゴンの車体重量はビビライフの車体重量より4.5kg軽いです。車体重量が軽い方が自転車に降りてからの取り回しをラクに行うことができます。ただ、車体重量が重いと走行中の振動は車体重量が軽い3輪電動アシスト自転車より少なくなります。
3輪に向いている方
3輪電動アシスト自転車のメリットは1度にたくさんの荷物を運べることです。ただ、後輪が2輪のため狭い場所や狭い歩道で人や障害物と接触しやすかったり、後輪の片方が段差に乗り上げたときにバランスを崩しやすかったり、道路の凹凸のある場所でもバランスを崩しやすいだけでなく、真っ直ぐ前に進むためにハンドルの微調整が2輪以上に必要だったりします。そのため、3輪電動アシスト自転車に向いている方は、3輪電動アシスト自転車の運転しやすい環境で運転される方で3輪電動アシスト自転車の操作に関する注意事項を守れる方ということになります。
一方、2輪電動アシスト自転車に向いている方は、病気ではなく体力的な面で普通の自転車をこぐのが大変になってきた方(もちろんただ単に自転車をラクに漕ぎたい方もOK)です。例えば、2輪自転車の運転に慣れているけれでも、普通の2輪自転車だと、前カゴ、後ろカゴ、あるいはその両方に買い物袋を載せるとふらついてしまう方、体力的な面で自転車をラクに漕ぎたい方、自転車で坂道をラクに登りたいという方などです。
もし、高齢の方で2輪電動アシスト自転車を選ばれる場合、ヤマハだと「 PAS SION-U(パスシオンユー) 20型 」もしくは「PAS SION-U (パスシオンユー)24型」がおすすめです。
PAS SION-U 20型
PAS SION-U 24型
因みに次の表の電動アシスト自転車の名前をクリックされると、大手3社(ヤマハ、パナソニック、ブリヂストン)の誰でも安心、シニア向け(いわるゆ高齢者向け)の2輪電動アシスト自転車の説明を見ることができます。
2019年6月発売モデル
|
2019年6月発売モデル
2019年6月発売モデル